まず、都市部に比べて圧倒的に安く土地が購入できます。
土地が安く購入できるということは、その分建物に費用をかけられるということになります。
そこへさらに補助金がもらえるということになれば、これはもう自分の思った通りの注文住宅を建てることが容易になります。
2024年(令和6年)時点での各都道府県の公示地価の平均価格は以下のようになっています。
このように土地だけの価格だけでかなりの差があることがわかります。
仮に予算が4000万円で「一戸建てを建てよう」と思ったなら、一体どうなってしまうのでしょうか?
半分を駐車場や庭に使ったとしてもかなり広い家を建てられます。
二階建てなら余裕の4LDK以上、思い切って平屋の一階建てにしたとしても2LDKの間取りも可能です。
間取りに余裕ができるということは、設計の余裕も生まれることになり、自分の思う通りの家に作っていくことが可能です。
交通の便が悪い、お店が少ないなど、大都市に比べればデメリットももちろんありますが、維持費が低い分を車の所有の費用に充てたり、市街地近くに住んでしまうなど、予算に余裕が生まれる分、住む場所自体の選択肢が広いです。
10坪の土地を取得するだけで予算の8割を消費してしまいます。しかも、法律上で決められたの建ぺい率の関係で土地の広さ最大まで家を建てることはできません。
建てられる家は最大でも土地に対して6割程度面積になります。それを補うため三階建てにしたとしても、階段の設置スペースでさらに間取りは圧迫され、気がつけば各フロア1部屋程度が限界。
そして予算的に激安ハウスメーカーに不安を感じつつ依頼するしかありません。
高い土地自体が資産になるという考えもありますが、土地が高いということは固定資産税も高くなるということです。都会では戸建より賃貸を選択する人が多いのはここも理由の1つでしょう。